Jakarta Shinbun
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この時のインタビューで新聞には載らなかった
HudaとのExhibition 「GARA-GARA MOTIF」について
添付↓
・インドネシアのHudaさんと一緒に展示会を開いているとのことですが、2人の共同の作品などはありますか?また実際に一緒に準備を進めてみて、いかがでしょうか?
◉まず最初に今回の展覧会をオーガナイズして下さった横内けんたさんが
『こんな絵を描く子がいるんだけど、今度一緒にウチで展覧会をしてみない?』
と誘っていただいたのをきっかけにHudaの作品を知りました。
横内さんはジョグジャカルタ(以下ジョグジャ)でアーティスト活動をされている傍ら、ジョグジャの自宅をギャラリーASP(Artist Suport Project)として開放されています。(以下 ASP)
彼の絵画をいくつか写真で見てすぐに、彼の働くバイト先に横内さんと二人で訪ねて、
初めましてKanokoです。私も絵を描いているんだけど、今度一緒にASPで展覧会しよう!と彼の仕事中にお誘いしました。笑
彼は即答でいいよ!と返事をしてくれて、今回の展覧会が決行されました。
今回Hudaと展覧会を開く事が決まった上で
日本人として何か日本の文化を作品を通して見せれないかと考えました。
以前からバティックの文様を切り取って、コラージュをして顔を作る作品を作っていました。
バティックの文様の中には花や植物、雲に動物など様々な文様があり、
それを人間の顔のパーツに見立てて表情を作ったりします。
そんな文様一つ一つにも意味が付いています。
例えばわたしの住む中部ジャワ島でよく見られるスメン文様。
若芽や発芽という意味を持ち、ヒンドゥー・ジャワの世界観を表した文様です。
そこでふと、自宅の本棚にあった家紋の本を思い出しました。
わたしたち日本人には誰でも名字があり、家には家紋があります。
古くから伝わってきた大事な印たちです。
バティックの文様と同様、花や植物、雲に動物をモチーフにデザインされていて
そこにも意味が付いている。
そんな家紋をじっくり見ると、その図柄はなかなか変化に富んで面白く、また謎めいています。
そこで今回の作品はモチーフとして家紋を選びました。
その後わたしとHudaの二人で会ってお互いの作品を見せ合いました。
Hudaは基本的に大きなキャンバスに油絵の具で絵を描き、
インドネシアの童話の、さまざまな場面が絵の中に繰り広げられています。
まるで大きな絵本を見ているような作品です。
そしてお互いにどんなコンセプトで制作しているかなどシェアしました。
その時に初めて(上記でも書きましたが)
お互いに自国のモチーフを素材として作品に使っている事が分かって、
同時に直ぐ展覧会タイトルが決まりました。
お互いジョグジャとソロと遠くはないですがすごく近くもないので、
展覧会前に会ったのはその時が最後です。
後はお互いSNSや電話で連絡を取り合い、
HudaがASPの下見に行ってくれたり、私がフライヤーのデザインをしたりと、
役割分担し展覧会準備を進めています。